みなさんこんにちは(^○^)
お盆休みも終わり、また暑い日が続いていますね!
私はこの夏USJに行ってきました。オープンしたばかりのハリーポッターのアトラクションが楽しくて二回も乗っちゃいました!!
さてさて、本題ですが、今回はダルマ筆・普通軸筆・面相筆についてご紹介したいと思います★!
一言に「筆」と言っても、その形や大きさや毛の種類等、さまざまな分類に分かれますが、今回は見た目の違いについて御紹介したいと思います。見た目の違いだけですが、実際に使用感覚にも違いが出てきます。(^_^)/~
ダルマ筆
ダルマ軸の筆は、穂先の部分と比べて持ち手部分の軸が細くつくられている為、大きな字が書きやすいとされています!
そのため半紙いっぱいにダイナミックに使う学童用筆はダルマ軸で作られている筆が多いですが、一般用でもよく見かけます。毛の量が多いので墨の含みも良く、とても使いやすいです。
また手の小さな女性にも人気があります。わたしも小さいころからこの形の筆をよく使っていたのでとても好きな筆です(*^^*)
普通軸筆
一方、普通軸の筆は、穂の根元の直径と持ち手部分の軸太さがほぼ同じにつくられています☆
「普通」軸、というだけあって、最も一般的な筆とも言えますね。
普通軸のように持ち手が太めの筆の方が書きやすい方もいれば、太いので書きにくいと感じる方もいますので、お客様のお好みになります(^○^)・・・私にはちょっと太めですが、書きたい字によって使い分けるのもいいですね!
ちなみに、当店の普通軸とダルマ軸で同じ商品名のものは、毛の部分は全く同じ成分で出来ています。御好みで選んでいただけます。
面相筆
面相筆は穂先が細く長い筆をいいます!筆の穂と同じ位の筆の軸と付けると持ちにくい為、筆の軸を太くした形で作られており、多くは仮名の筆に用いられています(^0_0^)
面相筆とは、その名の通り人形の「面」を書くのに使われたのが始まりとされています。そのため、面相筆は墨含みが良く、腰が効いていて書用にもとても書き易く作られています。中にはかなり毛の長いものもありますが、使われる毛の素材によって柔らかさは異なりますので、実際に使っていただいて自分にピッタリの筆を探されるのがいいかと思います。
細筆以外にも数は少ないですが、中筆で面相筆の水琴という筆もあります。
ぜひ一度お試しくださいね!!!
簡単ではありましたが、ダルマ筆・普通軸・面相筆を少しでも理解していただけたら嬉しいです☆☆
またダルマ筆や普通軸の筆は、大玄堂の店頭にて試筆することが出来ますよーっ\(゜ロ\)(/ロ゜)/!!
是非!!実際にお手に触れて自分に合った筆を探してみては如何でしょうか(*^^)v?
種類豊富ですので、きっとお気に召す品物が見つかるはずです(*^○^*)☆
心より御来店お待ちしております<(`▽´)>❤
筆者:古川
みなさん、こんにちは!
この暑い季節いかがお過ごしでしょうか。
先日、九州南部では梅雨明けが発表されました。去年よりも8日、平年より2日遅い梅雨明けのようです。こちら岐阜でも梅雨明けまであとわずか。
いよいよ本格的な夏が近づいてきましたね。
夏は書道業界としては、やはり春や秋と比べると展覧会の数が減りますが、東京で開催される「読売書法展」などが有名です。もちろん当社からもたくさんの書家の先生方に出展して頂いております。真心こめて表装、搬入させて頂きます。
さて、現在夏休み間近、学生さんの夏休みの宿題用として紙や筆の人気が高まります。
今回は学童用筆と一般用筆の違いをご説明したいと思います。
学童用筆とは、一般的に小学生~中学生が使用する筆で、毛の腰が強く、全部おろしてもいいように少し短鋒気味に作られている筆が多いです。価格は定価2000円くらいまでのものです。当社では、文雅、良寛、短羊毛、等がオススメです。学生さん、特に小学校の低学年くらいの方は力強くダイナミックに漢字を書くことから教わることが多いと思いますが、そのような使い方でも使いやすいように作られています。
一般用筆とは、高校生以上の方を対象に作られていて価格が定価2000円以上の筆で行書用(兼毫筆)、楷書用(剛毛筆)、草書用(羊毛筆、兼毫筆)と分かれています。長さや柔かさも豊富で色々な用途にあわせて選ばれます。特に良く選ばれるのが兼毫筆の藍亭各サイズ、孔子各サイズ、等です。流麗な字を書かれる方などには、羊毛もオススメです。書道用品店に行くと筆の先を糊で固めていないとても柔かい筆を見かけることが有るかとおもいますが、そのような筆はおおむね羊毛であることが多いと思います。「羊」と表現されますが、実際は中国の「山羊」の毛を使って作られます。詳しくは当ブログの2014年2月14日「羊毛について」をご覧ください。
また、ダルマ筆と普通軸筆という見た目も違いが有ります。学童用筆は多くが「ダルマ筆」と言われる形状をしています。ダルマとは軸と筆の毛の間にダルマを付けて持ち手軸を細く作ってあります。これにより、手の小さな子どもでも使いやすい筆が出来上がります。たいして、普通軸筆とは、持ち手から毛先までがスッと一つの軸となったものを指します。もちろん、一般用筆にもダルマはありますし、学童用でも普通軸はありますが、今回の趣旨とは離れてしまいますので、筆の形状の違いについてはまたの機会に・・・。
当店では実際に試筆していただくこともできますのでいろいろな筆を手にとり、違いを実感してみてください。
スタッフ一同、皆さまのご来店を心待ちにしております。
これから、どんどん暑くなる時期ですので熱中症対策は万全に、この季節を乗り切りましょう!!
筆者名:広瀬
硯が入荷しました。
端渓硯は硯の産地として最大かつ最上級ですが、そのなかでも新老抗、新麻子坑、さらに白線岩という硯も入荷しました。
面のきれいな美人さん揃いです!!
また、当社オリジナルの新作の料紙・加工紙も出来上がりましたので、展覧会シーズンに向けて今のうちに用意されてはいかがでしょうか
筆者名:荒川
こんにちは
暦の上では春ですが、毎日寒い日が続きますね
ここ岐阜市でも今朝から雪が沢山降っています
皆さん、お出掛けの際には是非暖かい格好でお出掛け下さいね
さて今回は、筆の特徴第二弾!
鼬毛の次は、羊毛をご紹介!!
…あっ。ウール100%って言葉を思い浮かべた方、おみえになりませんか?
鼬毛の場合もそうでしたが、羊毛の場合も、良い筆になる為には様々な条件があるんです
まず羊毛といっても、セーターやマフラーなどに使われる、いわゆるウールとは全く違うものです。
筆に使われるのは、中国江南地方(長江の南部)に生息する山羊の毛に限られています。
なので、普通の羊毛などと区別する為、山羊毛(さんようもう)とも呼ばれているんです
また、羊毛は生えている場所によって何十種類もの分類に分かれます。
実際にその中でも良質と言われるのは顎から胸の方にかけての毛
粗光峰、細光峰…と呼ばれています。
あっ。ちなみに細光峰は雄からしか取れません。
そして、さらに細光峰の中でも毛先の透明な部分が長く飴色になっている物は特に上質とされ、細微光峰、細嫰光峰などと呼ばれ重宝されています✨
長さも充分。
毛先は細かくよく利き、まとまり、墨含みも良く、お手入れさえ上手くしていけば5年、10年と使えるくらいの寿命の長さが特徴です
大玄堂でも羊毛筆、数多く取り揃えていますよ
そして…
◎人気の一本!
仮名用太筆(細光峰)・・・貫之
◎羊毛の柔らかさが苦手な方にはこれ!
漢字用太筆(羊毛+鼬毛)・・・孔子
羊毛筆オススメです!!
是非お試し下さいね
筆者名:國嶋