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大事な作品をお預かりして表装していく上で、墨のにじみを止めないといけない場合があります。
最初にするのが作品の裏打ちですが、作品を作業台の上に裏向きにして置き、霧吹きで水をかけます。
そうして湿りを与えて墨で引きつっている紙をのばしていきます。
それを「シワのばし」といいます。
濃墨、宿墨で書いた作品には、霧吹きの水量を多めにかけないとシワが伸びないので、作業時間も長くなり、にじむ可能性も高くなります。
また、書いて間がない作品もにじみやすくなります。
その場合、シワのばし前に作品の表裏に、にじみ止めスプレーを一文字一文字丁寧にかけていきます。
弊社では呉竹の書画作品表装スプレーを紹介します。
定価1,200円
子供さんの作品には、水で洗い流せる墨液を使用しているものや、筆ペンで氏名が書かれているものもあります。
それを見極めるのも表具師の大事な仕事です。(どちらも水でにじむ為、表装出来ません)
安江
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