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<文房四宝博覧会in北京!>

2023年04月05日  カテゴリー :

こんにちは。
桜の美しい季節になってきましたね。
コロナも落ちつきつつある昨今、私は中国に出張に行ってきました。
去年は中国入国が厳しい中でも中国に行き取引先をまわり、大玄堂の中国支社で対面での久しぶりのミーティングをして数ヶ月滞在後に無事に帰ってきました。今回は中国に行った目的の一つは、北京で行われた文房四宝の博覧会です。

毎年春になると北京展覧館で3日間行われ中国全土の書道用品のメーカーや製造元が集まります。
有名なところでは、本画仙を製造する安徽省の紅星牌、光明印泥や美麗印泥でよく使われる上海西冷印社、広東省肇慶市の中国三代名硯の端渓硯、善連湖筆の双羊牌など日本でも有名な製造元やメーカーがたくさん出店していました。
筆の会社だけでも50店以上、羊毛からイタチ筆、ウサギの毛を使用した紫毫の他にも豚の毛や孔雀の羽の筆もあり、面白そうなものを仕入れしてきました。
日本ではパフォーマンス書道で使う様な巨筆は値段が高く限られますがさすが本場中国では巨筆一つでもサイズも長さや毛の種類もたくさんあり、相談しながらオーダーしてきました。

紙は安徽省産の宣紙や本画仙を使用される方も多いと思います。
当社でも石門牌が人気で多くのお客様やお店に扱って頂いております。
安徽省の紙工場だけでも半日掛かるほど出店があり新たな取引先を見つけることが出来たので今後ご期待下さい。淡墨でも立体感や滲み、墨色が出る紙をこれからも提供できる様に頑張ります。淡墨で使われる紙を探してらっしゃるお客様は石門牌もお勧めですが、一度当社の無限も使ってみてください。筆跡や起線がはっきりと出て、滲みが柔らかく台湾系の顔の綺麗な紙です。

硯は広東省の端渓硯が多く出てきていました。他にはこちらも中国三代名硯の歙州硯や澄泥硯もあり、実際に作成する人や現地の様子や状況などを聞くと非常に勉強になりました。
日本で流れている情報のニュアンスがちょっと違ったり、本来はこう言うこと何だと分かり、直接話す大切さを改めて痛感。
老坑硯や麻子坑の高い物が多く売れており、改めて中国国内での書道用品の需要の高さ、文房四宝への考え方が少し違うなと感じました。

コロナで行われなかった北京での文房四宝の博覧会は非常に多くの書道関係者が訪れ盛大に開催されていました。
中国では人件費の高騰や原料の高騰により物価がどんどん上がっています。生活用品だけでなく書道用品でも20%〜30%値上がりしている物もありますが、直接買い付けで良い品をより安く提供できる様にこれからも頑張ります。
ちなみに文房四宝博覧会は業者の人だけでなく一般の方でも入場し購入がその場でも出来ます。個人的に買い付けしてみたい、書道用品を多くみて直接見てみたいと思われる様でしたら毎年春に北京で書道用品の博覧会が行われるので一度訪れられ実際に見てみるのも面白いと思いますよ。

まだまだ書ききれないことが多いですが長くなってしますので・・・

では、思いっきり春を楽しみましょう!

 

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