今回は表装に使われる裂(きれ)の柄についてです
一般的に表装文様と言っていますが文様とは「模様」「紋様」とほぼ同義語です。
表装に使われている裂地は、もともと法衣や装束を解いたものでしたし、
裂地を作る場合もそれらを受け継ぎ、あるいは参考としていました。
文様の形象については、自然的・具象的なものとして動物・植物・器物・風物などに
分けられ、他には幾何学的・抽象的なものに分かれています。
代表的なものとして、唐草文・宝尽し紋・龍紋・鳳凰紋・流水紋など
その種類はさまざまで多種多様です。
動物のなかには兎や鹿・鶏など愛らしくて可愛いのもあり
思わず手を止めて見入ってしまう時もあります
文様は飾るという意味だけでなく、その品を身に着ける人から禍いを遠ざけ
幸福を招くという性格も持っています。
こういった性格を強く表しているおめでたい文様を「吉祥文様」といいます。
本当に奥が深いですね。見ていても楽しいです
作品に合わせた柄が使用してあるとしっとりとそして品位がある軸になります
展覧会で鑑賞される時こんな点に目をむけられてもおもしろいと思います
『荒 磯』
『紗綾形に蝶』
『流れに源氏車』
筆者名:安江
いよいよ来週から中日展が始まります。
一ヵ月間名古屋市内の3会場でランクごとに開催されます。
雨の季節になりましたが、ゆっくり作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
各会場のスケジュールは下記のとおりです。6月20日には愛知県美術館ロビーで席上揮毫も行われます。
名古屋市民ギャラリー栄
・6月9日(火)~6月14日(日)
依嘱(かな、近代詩文、小字数)無鑑査(かな、近代詩文、小字数)
愛知県美術館ギャラリー
・6月17日(水)~6月21日(日)
名古屋市博物館
・6月16日(火)~6月21日(日) <一科作品>
・6月24日(水)~6月28日(日) <二科作品>
また、岐阜市美術館では、6月6日から14日まで第69回岐阜県美術展が開催されます。
こちらの展覧会は今年で最後の開催になりますので是非、足を運んでみてください。
皆さん、こんにちは
三輪です
さて5月も残り僅か。
みなさん、どのようにお過ごしだったでしょうか?
特にゴールデンウィークは、楽しまれましたか
因みに私はゴールデンウィークを利用して、ちょっと大阪まで行ってきました
あの「芸術は爆発だ!!」で有名なあの人の塔を見てきました
見て一言
「なんだ、これは!!」
それを見て芸術の意欲か何かが出て
字でも書ければとも思うのですが、中々です・・・。
肝心のお仕事といえば最近、
紙のカットをさせてもらえるようになりました
機械を使って行うのですが、これが難しい
ちゃんと紙を合わせて切らないと真っ直ぐ切れないといった
細かい調節が必要になってきます
まだまだ先輩のように素早く丁寧に切ることは難しいですね・・・。
来月でもう今年の半分になってしまいます。
毎日毎日を大切にしていきます
これからもよろしくお願いします
筆者名:三輪
こんにちは
私、この春入った新入社員の田中と申します
分からないことだらけの新人ですが、
少しでも早く一人前になれるよう頑張っています
以後、お見知りおきください(*^^)v
先日、弊社に岐阜女子大学の先生方と生徒のみなさんが来店されました
扇子に字を書く体験や、表装の見学
店内の商品を見て回っていただきました
店内は常ににぎわっており、若さのパワーを感じました…
体験し終わった生徒のみなさんも、とても楽しんでいただけたようでした
店内を回る生徒みなさんの目が、とても輝いていて
私も嬉しくなってしまいました
生徒さんにとって良い体験になれれば、幸いです
未来の先生の手助けになれるよう、私たちも応援していきます
筆者名:田中
気が付けば半袖必要な気候になってまいりました
2015年は春らしい天気があまりなく
お花見もできぬまま、長袖をしまうことになってしまいました
ということで…皆様こんにちは
大玄堂ブログのお時間です
さて今回は大きな公募展が控える中
皆様に個人的にオススメの仮名用画仙紙のご紹介です
その名は「古今」です
名前が素敵なのもあるのですが、
なにより一番の特徴は、墨が一度紙に入っていき止まるタイプの紙ということです
全国的に墨が入るタイプの仮名用紙が人気のある中
まさに皆様の希望にピッタリあてはまる物だと思います
サイズ展開も豊富にあり
半切から2×6や1.75×7.5まで幅広く取り扱っております
是非、一度弊社自慢の仮名用画仙紙をお試し下さい
それではまたお会いしましょう
筆者名:小田